広島・田中広3戦連続マルチ「最後まで諦めずに」9月月間打率は・377

1回、右越えに先制2ランを放つ田中広
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 「巨人10-3広島」(21日、東京ドーム)

 広島の田中広輔内野手(30)が初回、直江から先制となる第5号2ランを放った。七回にも大竹から右前打を放ち、今季初となる3試合連続マルチ安打を記録した。

 調子を上げている。7月の月間打率は・197、8月は・136と低迷していたが、これで9月の打率は・377。16試合で53打数20安打、1本、打点10。直近3試合では13打数8安打、打率・615と勢いに乗っている。

 好調の要因を球団広報を通じて「とにかく前で力強く振る意識で練習から打席に入っている」と明かした。

 チームは投手陣が崩壊し、借金は再び今季最多の10となった。「やっぱり今の位置にいる現実は受け止めて。ただ、最後まで諦めずに。ファンの方も多く入っているので、一試合一試合、いいパフォーマンスを見せていきたい」とチームを引っ張る選手会長は前を向いた。

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