広島・塹江、2死満塁で村上三振斬り「勝負して勝つんだと思って投げました」
「広島2-0ヤクルト」(27日、マツダスタジアム)
広島の塹江敦哉投手が、窮地を救い勝利に導いた。
2-0の八回。それまで好投していた九里が2死満塁のピンチを迎え、打席には村上。絶体絶命の場面でマウンドに上がった。
2球連続でボール。3球目のスライダーでストライクを奪ったところが1つのポイントだった。フルカウントとするものの、最後はど真ん中へ150キロの直球。主砲は変化球を頭に描いていたかのように、タイミングが合わず空振り三振に倒れた。
「ふがいない投球が続いてたので、本当に任せてもらえたっていうところで、自分の全力を出し切る気持ちで上がりました。次は右打者。僕にアウトを取るチャンスは一人しかいなかった。ストライクゾーンで勝負して勝つんだ、と思って投げました」
佐々岡監督は「期待に応えてくれた。しびれる場面で抑え、自信にしてほしい。ああいう場面で抑えると来年にもつながる」と話した。