カープ退団の小窪に安仁屋氏エール「自分が納得のいくまで現役を続けてほしい」

 「広島2-3中日」(11日、マツダスタジアム)

 今季限りで広島を退団する小窪哲也内野手が八回2死から代打で登場。柳のカットボールを右前にしぶとく運んだ。

 デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は「ファウルで粘り、気持ちで持っていったヒット。『まだ現役を続けていくんだ』という執念が詰まった打球だった」とたたえた。

 カープ一筋13年。真面目な人柄で先輩からかわいがられ、後輩からも慕われた。16年からは2年間、選手会長も務め、リーダーシップを発揮。25年ぶりの優勝にも貢献した。

 安仁屋氏は「カープでは指導者の道もあったと思うが、それを振り切っての現役続行。私はそれでいいと思う。自分が納得のいくまで現役を続けてほしい。今季はなかなか出番が回ってこなかったが、技術的にもまだまだやれる。他球団でもう一花咲かせてもらいたい」とエールを送った。

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