広島・山口 直球いいね!5回0封8K!佐々岡監督は「球の強さ」評価

 「フェニックス・リーグ、西武1-1広島」(23日、南郷スタジアム)

 先発した広島の山口翔投手(21)が5回4安打無失点と好投した。最速は147キロを計測。球威のある直球で西武打線から8三振を奪い、視察に訪れた佐々岡監督の前で猛アピールした。自らを「崖っぷち」と追い込む高卒3年目右腕。課題を一つずつ克服し、来季へとつなげていく。

 直球がズバズバと決まった。山口は二回、無死一、二塁のピンチを背負ったが、3者連続三振で切り抜けると、三回以降も直球を軸に毎回三振を奪った。5回を無失点に抑えて計8奪三振。最速は147キロを計測し「真っすぐはしっかりと投げられた。前よりも直球が強くなっているのは自信になる」と速球に手応えをつかんだ。視察した佐々岡監督は「球の強さは出てきている」と球威のある直球を評価した。

 高卒3年目の今季は1軍出場なしに終わった。「崖っぷちという気持ちでやらないといけない」と自らを追い込んで臨む今リーグ。この日は指揮官の目の前で結果を残し、猛アピールした。

 それでも投球内容には満足していない。「反省すべきところが多かった」。結果は5回無失点だが、毎回先頭打者の出塁を許し、二、三、五回は四球で歩かせた。「先頭の入り方。先頭が出ると得点につながりやすい。リズムも悪くなる。しっかり修正していきたい」と課題を挙げる。指揮官も「いい球がある中でそれが続かない。安定した投球を見せてほしい」とさらなる奮起を求めた。

 「結果にこだわっていきたい」と力を込めた背番号47。来季に向けて今ある課題を克服し、地道に一歩ずつ階段を上っていく。

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