広島・久保 開幕1軍急接近!プロ1号の同点弾&超美技で猛アピール! 新井監督も絶賛
「オープン戦、ソフトバンク2-2広島」(22日、ペイペイドーム)
自身初の開幕1軍を絶対につかみ取る。広島・久保修外野手がバットで、守備で、意地を見せた。開幕まで1週間に迫った中での、最高のアピールに「去年の秋季キャンプから開幕1軍を目指して取り組んできた。チームの勝利に貢献できるように、明日からまた必死に頑張っていきたい」と汗をぬぐった。
1点ビハインドで迎えた九回に先頭で打席へ。相手投手は剛速球が武器の杉山。2球目の直球を迷わず振り抜いた。打球は左翼ホームランテラスへ飛び込む、起死回生の同点ソロ。昨年はウエスタンでも0本塁打だったため“プロ初本塁打”となった一発を「いかに力を抜いてインパクトを迎えるかを、練習で取り組んでいる。それが試合で結果として出たのはうれしい」と振り返った。
七回2死では緒方が放った左中間へのライナー性の打球に、頭から飛び込んだ。「打者のタイプ的に左中間に(打球が)きそうだなと。いい一歩目が切れたので思い切っていった」。地面すれすれでのダイビングキャッチで、球場を沸かせた。
新井監督も攻守にわたる躍動に「非常にいいものを見せてくれた」と高評価。開幕1軍入りについては「それだけのものを見せてくれている」と、大きく近づいていることを示唆した。
オープン戦も残り2試合。「試合に出たからには自分の持っているモノを、全て出し切るつもりで、やりたいと思う」と久保。最後の最後まで、全力を尽くす覚悟だ。