NHKホール工事のために休館へ、21年末の紅白歌合戦は東京国際フォーラムで

 NHKは9日、東京・渋谷区にあるNHKホールが天井の耐震性を高める改修や設備更新などのため2021年3月から2022年6月まで1年4カ月にわたって休館する予定だと発表した。同施設を会場としていた「紅白歌合戦」は、2021年の大みそかのみ東京・千代田区にある東京国際フォーラムを会場とする。

 1973年6月に同所が運用を開始して以降、紅白がNHKホール以外の場所で開催されるのは初。毎年夏に行っている2~3週間の定期補修以外で休館するのも初となる。2020年の東京五輪後に隣接する放送センターの建て替えが予定されており、ホールの運用にも影響が出ることから合わせて休館することに決めたという。

 NHKホールの収容人数は3600人で、紅白のため使用する国際フォーラムのホールAは5000人規模。激戦区となっている観覧客数が増加する可能性もある。

 制作局制作主幹の荒木利幸氏は「テレビの放送施設としてあるホールを出るデメリットは大きいが、出演者がかなりの人数になるので、国際フォーラムは控え室が確保しやすく、立地もいい。舞台を架設する必要もない。いい選択肢じゃないかと思う」と説明した。

 NHKホールを使用していた紅白以外の番組については、代わりの会場の確保を含めて対応を検討している段階。業者の選定はこれからとなる。

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