【ボート】鳴門PG1 菊地孝平がマスターズチャンピオン初出場初優勝!圧巻のコンマ02のスタート

 「マスターズチャンピオン・プレミアムG1」(21日、鳴門)

 1号艇の菊地孝平(45)=静岡・82期・A1=が、インからコンマ02のトップスタートを決めて逃走。マスターズチャンピオン初出場初優勝を飾った。これで前節の児島周年記念に続きG1連続優勝、G1タイトルは17個目。SG、一般戦などを含めた通算では73回目の優勝。当地では2回目。2着には、6号艇から果敢に3コースを取った赤岩善生(愛知)。3着には寺田祥(山口)が続いた。

 S巧者・菊地の本領発揮だった。5号艇の松井と6号艇の赤岩が前付けに動き、スローの起こし位置は100メートル近辺だったが「緩い進入よりも、あのぐらいの方が良かった」と話すように、艇界屈指のS力を誇るこの男には関係なかった。他5艇がコンマ20台のSで横一線の中、圧巻のコンマ02のトップSを決めて、1Mを先マイで押し切った。昨年の井口に続く初出場即Vで締めくくった。

 「調整は難しくて、最後まで調整を続けていた。いい状態で臨めたと思う」と納得のいく仕上がりでレースに臨んだ。「1Mはいい感じに回れたけど、それよりスタート正常のランプが気になっていた。見切って行ったというより、外の方々のプレッシャーに負けて行かされた感じ」と衝撃のSを分析した。

 早くも“名人”の称号を手に入れた。「気持ち的には若手というかチャレンジャーだけど、名人という称号は悪くない」とニッコリ。賞金も大幅に積み上げ、年末の大一番出場へ大きく前進した。「まだ年末のことは考えても仕方ない。浮かれることなく、日々の一戦一戦を走りたい」と、あくまでも目の前の勝負に集中。完全に流れに乗り切った今の菊地を誰も止めることはできない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス