辻陽太「IWGP実行委員会、本当にあるのか?」 ホブスの挑戦認めた新日本を批判

 「プロレス・新日本」(22日、後楽園ホール)

 セミファイナルでウォードッグスとの10人タッグマッチを行ったロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの怪物、辻陽太が試合後のバックステージで、新日本プロレスとIWGP実行委員会の方針を痛烈に批判した。

 辻は4・6両国国技館大会で同門である内藤哲也のIWGP世界ヘビー級王座に挑戦するも敗退。王座は12日(日本時間13日)の米シカゴ大会でジョン・モクスリーに移動し、5・4福岡国際センター大会で成田蓮が挑戦することが発表されたにもかかわらず、米AEWで24日(日本時間25日)にモクスリーがパワーハウス・ホブスの挑戦を受けて防衛戦を行うことが20日(日本時間21日)に急きょ、決定した。

 この割り込みを、3月に過酷なニュージャパンカップを制して挑戦権を手にした辻が看過できるはずもない。「おい新日本プロレスよ、俺はガッカリだ!福岡で成田とモクスリーのタイトルマッチが決まってるっていうのに、AEWでさらにタイトルマッチが決まった。新日本プロレスよう、Xで『AEWでタイトルマッチが決まりました、電撃決定』プライドのかけらもねえのか?」と、団体を痛烈に批判。

 辻は「これで分かったろ?AEWはIWGPへのリスペクトもなければ、新日本をいいように使いたいだけなんだ」と訴え、「なあ、IWGP実行委員会、そんなもの本当にあるのか?あんなら今すぐ解散しろ!」と、割り込み挑戦を認めた実行委も糾弾した。

 この日の第3試合では23日・後楽園ホール大会で行われる、第27代王者の棚橋弘至、矢野通、ボルチン・オレッグ組にハウス・オブ・トーチャー(HOT)のEVIL、高橋裕二郎、金丸由伸組が挑戦するNEVER無差別級6人タッグ選手権試合の前哨戦(棚橋、石井智宏、矢野、海野翔太、ボルチン組-EVIL、成田、高橋、金丸、ディック東郷組)が行われ、挑戦者組が勝って勢いを付けた。

 棚橋もHOTばりにEVILをサミングや急所打ちで攻め込んだが、最後は高橋が凶器でボルチンを一撃し、金丸がサムソンクラッチで9分55秒、ボルチンを丸め込んで3カウント。

 敗れた王者組だが、バックステージで矢野は「関係ない関係ない!大事なのは明日だ明日!」、棚橋も「ボルチン、明日は絶対やり返せよ!」、ボルチンも「絶対勝ちます、ベルトを取られないように」と、立ち直りの早さを見せていた。

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