馳浩知事 新日本・棚橋は政治家に「向いてる」「参議院選挙に出るって言った」と明かす

 「プロレス・ALL TOGETHER~日本プロレスリング連盟発足記念・能登半島復興支援チャリティ大会~」(6日、日本武道館)

 新日本の棚橋弘至社長、石川県の馳浩知事、昨年引退した武藤敬司氏が開催前のスペシャル対談を行い、1日、YouTubeで公開された。

 馳知事は昨年末、新日本の社長に就任した棚橋に対し、開口一番「次、参議院選挙に出るって言ったじゃん」。棚橋は「覚えてます」と答え、かつて食事に誘われたことを明かした。

 「まだ僕はチャンピオンになりたかったのでお断りさせていただきました」という棚橋に、馳知事と武藤氏は「チャンピオンにも社長にもなったんだからいいじゃない」と追い打ちをかけ、棚橋はタジタジ。

 馳知事は「向いてるよ、だって。人を惹きつけたり、まとめる能力があるから社長をやってくださいって声かけていただいたんだから」と、棚橋の政治家としての資質を指摘し、「より大きな世界で挑戦し、勝負する時があると思いますから、期待しています」とハッパをかけた。

 馳知事は能登半島の復旧状況について、今回の地震が三方を海で囲われた半島で起こったからこその厳しさを説明。幹線道路が崩落し通れなくなったこと、インフラがズタズタになったこと、多くの人が広域避難したことを話した。現在は広域避難した被災者向けの仮設住宅を建てていること、上下水道の配管修繕に時間がかかっていることなどを説明し、復旧・復興は長い道のりになることを示唆した。

 第1回「ALL TOGETHER」は東日本大震災が起きた2011年に開催された。棚橋は「被災地の方を応援できた経験値が残っている。今回、能登の被災者の方へ、チャリティーの寄付であったりとかプロレスで被災地に注目をしてもらうとか、土地の品物を買うとか、いろんな応援の仕方があると思うので、そういった意識を皆さんに広めて伝えられたら」と思いを語った。

 馳知事も、国民の関心が能登半島に向かうきっかけになることを歓迎するとともに、プロレスの歴史が戦後復興に合わせて始まり、時代に反映してつながってきているとし「間違いなく、元気と勇気と前向きな気持ちを与える最高のエンターテインメント」と期待。

 「俺と武藤と(佐々木)健介が出たらチケット売れると思うよ」と冗談めかしつつ、「今は出るわけにはいかない。被災地の厳しい状況がありますから、なかなか石川県を離れることはできませんが、数年後に被災地が落ち着いたという認識が広まれば、その時にまた武藤ちゃんとタッグを組んで(参戦したい)」と話していた。

 「ALL TOGETHER」はプロレス業界団体による「日本プロレスリング連盟 United Japan Pro-wrestling(UJPW)」の設立を記念して行われ、新日本プロレス、ノア、大日本、ドラゴンゲート、スターダムの各団体が参戦。「ABEMA PPV ONLINE LIVE」で独占生中継される。

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