貴重な左利きCBがJ1神戸入り びわこ成蹊スポーツ大・宮大樹

 来季からJ1神戸に加入することが内定している、びわこ成蹊スポーツ大のDF宮大樹(21)が12日、滋賀県庁で会見を開いた。

 宮は身長186センチ、体重82キロで希少価値の高い左利きの大型センターバック(CB)。会見に同席した神戸の安達亮強化部長は「我々が一番求めていたものがあった。日本人の大型CBで左利きは貴重。今季だけでなく、近い将来Jリーグの上位を争うクラブを作るのに、必ず戦力になりチームを引っ張っていく選手。チャンスがあれば、今季中にJデビューも」と高い期待を寄せた。

 16年から神戸の特別指定選手として登録され、17年には全日本大学選抜にも選ばれた。同大から10人目のJリーガーとなる宮は「神戸にはお手本となる選手がたくさんいる。身長を生かした守備、左足のフィードを日々磨いて、神戸の勝利に貢献したい」と力強く抱負を語った。

 大阪府豊中市出身で、幼稚園の年中から大阪セントラルFCジュニアでサッカーを始めた。小学時代は主に左サイドハーフ、中学時代は左サイドバックと左サイドを主戦場としてきたが、大阪・清明学院高2年でCBにコンバートされた。

 転機は高校2年。全国高校選手権大阪府予選のベスト16でDF三浦弦太(現G大阪)らを擁する大阪桐蔭高に勝利した。選手権出場こそならなかったが、J1新潟が興味を持っているという話を耳にして「プロを意識するようになった」という。

 目標とする選手に神戸DF北本久仁衛の名前を挙げ、「日々の練習から全力で取り組む姿勢は、見ていて自分も頑張ろうと思うし尊敬している」と15歳上のベテランDFへの敬意を隠さなかった。また、2歳上のDF岩波拓也については「フィードもうまく、対人も強いので意識している」と話した。

 「まずはA契約を勝ち取り、プロサッカー選手として一人前になりたい」とプロ1年目の目標を語った宮は、「将来は日の丸を背負っていける選手になって、可能なら海外でプレーしたい」と大きな夢を描いた。

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