「毎試合30本以上走りたい」FC東京“スプリント王”の白井、古巣・京都戦へ意気込み「活躍してるところを見せつけたい」

 J1FC東京のDF白井康介(29)が30日、小平グラウンドで取材に応じ、23年途中まで所属した古巣・京都戦(5月3日、味スタ)に向けて「自分を成長させてもらったチームなので、新しい地で活躍しているところを見せつけたいし、勝負にもこだわって勝ちたい」と意気込んだ。

 3日の浦和戦で今季初出場を果たした白井。負傷離脱したDF中村や日本代表のDF長友に代わり、右SBで7日の鹿島戦から4試合連続でフル出場し、1ゴール2アシストを記録。白井が出場した試合ではチームも3勝1分1敗と上昇気流に乗っており、「手応えはすごいあります。数字が付いてきてくれているのが一番うれしい」と語った。

 相手を置き去りにする驚異的な走力が武器の白井。毎試合、チームで断トツのスプリント数を誇り、前節でも28回と2位のFW安斎(16回)に大きな差をつけていたが「増えれば増えるほどいいってもんじゃないかもしれないですけど…自分の良さである所なので、今の数字には満足していないです。毎試合30本以上走れればとは思っています」と飽くなき向上心をのぞかせた。

 5月1日には30歳の節目を迎える。それでも「年齢に捕らわれず、ずっと自分のプレースタイルを貫いて何歳になっても走れる自分でありたい」とキッパリ。青赤のスプリント王が、その足でチームに勝利をもたらす。

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