英国の航空関連調査会社「スカイトラックス」が発表した２０２４年の世界空港ランキングで、日本からは羽田空港が４位、成田空港が５位とトップ５に２空港が入った。新千歳、那覇の両空港が前年よりも順位を大幅に上げ、躍進した。

　世界首位には前年２位だったカタール・ドーハのハマド空港が浮上した。前年トップのシンガポール・チャンギ空港は２位。

　今回は２３年８月から２４年３月に世界の約５７０空港について、１００カ国超の利用客に調査を実施。空港の出入国手続きや買い物、飲食、清掃といったサービス、施設・設備などの項目に関する満足度の回答を集約し、順位を付けた。

　新千歳は多くの項目で大きく評価を上げ、前年の１０２位から４９位に急上昇。２４年の世界で最も改善された空港に選ばれた。買い物やレジャー関連の施設が評価された那覇も１９９位から９１位に一気に上がった。

　一方、休憩エリアの静けさで低評価の羽田は、前年順位から一つ落とした。成田は空港スタッフのサービスが世界一とされ、前年９位から四つ上げた。（ＮＮＡ＝共同）