ドラ1大山、同郷・稀勢Vに刺激「自分は野球で」茨城アピールする

 阪神のドラフト1位・大山悠輔内野手(22)=白鴎大=が22日、大相撲初場所で悲願の初優勝を果たした大関稀勢の里に刺激を受けた。同郷・茨城県出身の大関の快挙を受け、自身は野球で活躍することで、茨城県を全国にアピールすることを誓った。

 大山の母校・つくば秀英高校がある茨城県つくば市。そこに隣接する牛久市出身の稀勢の里が、涙の初優勝を飾った。大山も「競技は違いますが、自分は野球でしっかりアピールしていけたらなと思います」と大いに刺激を受けた。

 大相撲はあまり見ないというが、稀勢の里が同郷であることは知っていた。それだけにドラ1ルーキーにとってはうれしいニュース。自然と表情が和らいだ。

 茨城への郷土愛にあふれる大山。「自分が生まれ育った大事な故郷なんで、そういう大事なところをアピールしていきたいと常に思っている」と、大関に負けない活躍で地元をアピールしていくことを誓った。

 1年目から結果を残すためにも、貪欲にさまざまなことを吸収していく。金本監督からは「遊べ」指令を受けており、新人合同自主トレがオフだった21日は知人と一緒に大阪の町を散策した。大山は「これから自分の住む場所なんで。リラックスしていく中でも、私生活の中でも勉強していきたい」と見聞を広めていく考えだ。

 この日は大雨の中、鳴尾浜球場でキャッチボールや室内で打撃練習を行った。「悪天候の中でもたくさんの方が見てくださっていることを忘れずに」と、鳴尾浜まで足を運んでくれたファンの気持ちに感謝した。

 ドラフト1位のプレッシャーは計り知れない。大山は家族、故郷、そしてファンの期待を背負ってルーキーイヤーへと臨む。

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