メンデス関空騒然ワイルド来日!“ロマンつながり”登場曲「浪漫飛行」プランも

 阪神の新外国人、ロマン・メンデス投手(26)=前レッドソックス傘下3A=が28日、関西国際空港着の航空機で来日した。新守護神候補は桁外れの威圧感で空港到着ロビーの空気を一変させた。最速159キロ右腕は、タイトルに自身の名前が入る米米CLUBの大ヒット曲「浪漫飛行」を球場での登場曲として使用することにも大乗り気だった。29日に西宮市内で入団会見を行う。

 ドレッドヘアに季節外れの黒い半袖Tシャツから伸びる太い腕。公称191センチ、107キロという数字以上の威圧感を醸し出して、虎の新守護神候補が日本に降り立った。

 この日は土曜日ということもあり、たくさんの旅行者が空港内を楽しげに歩いていた。だが、一人の男が国際線の到着ロビーに現れた瞬間、周りの空気は一変。圧倒的な存在感を放つ、その人物に一斉に多くの視線が注がれた。

 中には携帯電話で動画を撮影しながら現場を実況する外国人男性や、阪神の地元関西らしく「メンデスちゃう!?」と、大男の正体に気付く女性ファンの姿もあった。

 そんな状況の中、不敵な笑みを浮かべながら、ゆったりとした足取りで移動車へ向かう新助っ人。直球の最速は159キロを誇るが、報道陣から160キロを目標にするのかと問われると「まだシーズンが始まっていないので、具体的な数字ではなく、シーズンに合わせてやっていきたい」と返答。風貌とは真逆の優等生発言で再び周囲を驚かせた。

 レンジャーズ時代のスプリングキャンプで共に練習を行った藤川は、メンデスの性格を「日本人に愛されるキャラクター」と評する。明るさと礼儀正しさで、豪腕は日本の野球にもとけ込めるとみている。

 昨季メジャー登板はなかったが、通算45試合で0勝2敗、防御率3・09の成績を残している。まだ26歳と若く、今後の成長次第では日本で160キロ超えの可能性も十分だ。

 さらにこの日、本拠地での登場曲を米米CLUBの「浪漫飛行」にしてみてはとの提案を受けた。「音楽が好きなので、まず聴いてみて、訳してもらって、歌詞が自分に合っていると思ったら取り入れたい」と自身の名前“ロマン”が入る日本の名曲を採用するアイデアにも前向きだ。同曲がシングルでリリースされた90年はメンデスが生まれた年でもあり、活躍次第では代名詞となるかもしれない。

 金本監督が獲得を熱望したクローザー候補。メンデスがその右腕一本で、虎を優勝という“ロマン飛行”へ連れて行く。

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