糸井、今キャンプ最多330スイング 金村コーチ「本当にケガをしてんの?」

 「阪神春季キャンプ」(13日、宜野座)

 右膝関節炎で別メニュー調整中の阪神・糸井嘉男外野手(35)が、今キャンプ最多となる合計330スイング。宜野座ドーム内で対人の打撃練習を再開し、打撃投手を務めた金村暁投手コーチ(40)の“友情登板”に、回復をアピールするスイングで応えた。

 ティー打撃を105スイング後、本屋敷トレーナーのボールを10球打つと、金村コーチが相手を買って出た。07年まで4年間、日本ハムで同僚だった先輩に対し、さらに53スイング。熱のこもった快音を響かせた。

 初めて糸井を相手に投げた通算89勝右腕も、回復ぶりに驚いた。「本当にケガをしてんの?すごいスイング。内に投げて詰まるかなと思っても、ピュッと体を回転させて打っていた」と舌を巻いた。

 日本ハム時代、深夜に手の皮がずるむけになるまでバットを振る“練習の虫”であることは聞いていたという金村コーチ。その一端を肌で感じ「また投げたいですね」と“再戦”を心待ちにした。

 その後は、マシン打撃を162スイング。糸井は「徐々にやってますよ。今ぐらいの(強度の)スイングを続けていく」と冷静だったが、ダッシュや70メートルのキャッチボールも軽快にこなした。鳴り物応援が響く対外試合の雰囲気に「すごいね」と感想を漏らした“超人”。表舞台への復帰を目指し、階段を一段ずつ上っていく。

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