金本監督、ドラ1大山への期待変わらん いまだ実戦8の0も内容評価

 「阪神春季キャンプ」(15日、宜野座)

 阪神・金本知憲監督(48)が15日、ドラフト1位・大山悠輔内野手(22)=白鴎大=への変わらぬ期待を口にした。ここまでの実戦でまだ無安打と結果が出ていないが、指揮官は確かな成長と可能性を感じ取っており、今後も経験を積ませていく考えだ。

 「まだ慣れもあるしそんな簡単にはね。打ってくれたらラッキーだけど。でもボールの見逃し方もいいし、いいポイントで打っているから。もうこれは打ち損じの部類。差し込まれてるところもあるけど実戦向きだなという片りんは感じている」

 結果だけを見れば、大山はここまで実戦3試合で8打数無安打に終わっている。ただ、マイナスな思いが膨らんでいるわけではない。音なしの打席が続いている中にも、前向きに思える要素は十分にあった。だからこそ、今のスタイルを変えずに今後も練習や実戦に臨んでもらいたい。

 「形も良くなってきているしね、フリー打撃は。いい角度を持っているし、ホームランバッターになるんかねというね。45度くらいで飛んでいくね。大きいのも打てるし」

 16日からの第4クールでは、まず16日にサムスン戦、19日には日本ハム戦と2試合が予定されている。その中で、新たな経験を積ませることが、今後の財産になる。もちろん、大山自身は結果にこだわっていく考えを失っていない。

 「結果を出すことが一番。結果を出す中でも内容もしっかり意識してやっていきたいと思います」と大山。この日は休日。英気を養い、指揮官の期待に応えていくだけだ。

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