“大穴”中谷、三塁争い参戦!本命・キャンベル、対抗・大山に割って入る

 阪神・中谷将大外野手(24)が10日、甲子園での全体練習で、三塁守備に入った。昨秋の安芸キャンプで取り組んでいたが、2月の沖縄キャンプでは守る機会がなく、この日から再挑戦の形に。今後に関しては流動的な部分を残すものの、打撃好調もあり、キャンベルが調整遅れの三塁の定位置争いに加わる可能性も十分だ。

 早朝からの早出特守では右翼に入った中谷だが、全体練習の内野ノックの際には三塁へ。そのまま捕球から送球といった一連の動きを、入念に繰り返した。まだ完全なコンバートではないが、今後につながる守備練習。金本監督は中谷に関してこう明かした。

 「俺の指示じゃないよ。(開幕三塁は)どうやろうな。長い目で見ればやっといてもいいと思うけどね」

 中谷の三塁守備は、昨年の秋季キャンプで取り組ませたが、2月の沖縄キャンプでは機会がなかった。元々、新助っ人のキャンベルを開幕三塁で計算しているものの、負傷で調整遅れが生じている。中谷の打撃の状態が良いだけに、新たな選択肢を探る、改めての第一歩といったところだ。

 「(首脳陣からは)何も言われてません」と中谷。三塁守備を本格化するかは未定だが、仮にこなしていくとなれば一気に三塁争いに殴り込みをかける形となる。また、こういった守備練習を行えたのも、この日を練習日としていたからこそだ。投手のバント練習などにも時間を割き、キャンプばりの4時間半の練習を敢行した。

 金本監督は「キャンプで足りなかったなとか、課題が出た。できてなかったなとかがあるでしょ。その時のために試合を入れてないんだから」と明かす。実戦で目立った守備面のミスも再確認。有意義な一日だった。

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