藤浪、4・4ヤクルト戦からフル回転 侍での悔しさバネにセ界一へ

 WBC日本代表「侍ジャパン」の藤浪晋太郎投手(22)=阪神=が23日、選手、スタッフらとチャーター機で帰国した。24日は休養し、25日にはチームに合流する予定。問題がなければ、ホーム開幕戦となる4月4日のヤクルト戦(京セラドーム)登板が濃厚で、短い調整期間での先発マウンドにも自信を見せた。世界一を逃した経験、悔しさをシーズンで力に変える。

 世界一を逃した喪失感を、一夜でリセットするのは難しい。「力のなさを痛感した」初出場のWBC。悔しさを隠すこともなく、必死に視線を前に向けた。シーズン開幕は1週間後。22歳の現在地が明確になった。進むべき道がある。越えるべき壁がある。藤浪は少し強い口調で言った。

 「もうシーズンに入るしかないので。しっかり準備していきたい」。振り返れば悔しさが募る。だが、開幕までのタイトな日程は逆に、心に隙を与えないのかもしれない。今後は休養を挟んで、25日にはチームに合流する。香田投手コーチら首脳陣と相談した上で、開幕までのスケジュールを決める。

 双方ともに問題ないと確認することができれば、ホーム開幕戦となる4月4日・ヤクルト戦での先発が濃厚。28日からのウエスタン・オリックス3連戦(鳴尾浜)中の登板を挟み、火曜日のカード頭を任されることになりそうだ。調整登板が一度になる可能性も高いが、藤浪は問題なしを強調する。

 「これから首脳陣と、しっかり相談をして決めたい。違和感なく?一応、投げているのは投げているので」

 3月に入って実戦登板は4試合で9イニング。調整不足は明らかで日程的にはタイトだが、出場できるだけの自信はある。オフの自主トレを早めたことで、キャンプ中の練習試合・日本ハム戦では、早くも5イニングを投げた。19日のカブスとの練習試合でも先発で91球。統一球に戻ることも含め、不安は一蹴している。

 「質がいい統一球に変えるのは難しくない。それに球数を投げてないから100球は投げられないとか、バテるとか言われたらそうじゃない。単純に投げる体力は持っている」

 今季の目標は200イニングの大台突破。カットボールにツーシームなど動く球を使い、「新しい藤浪」と評されるスタイルが武器だ。残る不安は時差への対応と蓄積疲労か。「うまくシーズンに入れるよう体も心もケアしたい」。雪辱の舞台は残っている。悔しさを押し殺しながら、次なる戦いに目を向けた。

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