藤浪が母校・大阪桐蔭戦を生観戦 「自分の時を思い出すような感じ」

 「選抜高校野球、2回戦・大阪桐蔭11-8静岡」(27日、甲子園球場)

 阪神・藤浪晋太郎投手(22)が母校の大阪桐蔭が出場した第3試合をネット裏で生観戦した。試合開始から終了まで、後輩たちの動きに熱視線を送った。

 初回の攻防で6点を奪い合う打撃戦。その後、2点ビハインドとなったが、終盤に逆転して2年ぶりの8強進出を決めた。試合後、報道陣に対応した藤浪は「(大阪)桐蔭らしいというか、終盤の粘り強さ、勝負強さが見られたいい試合だった」と満足そうな表情を浮かべた。

 藤浪はこの日、隣接する室内練習場で行われた阪神投手陣の指名練習に参加。母校の登場が第3試合だったことから「たまたま、運よく見られたのでよかった。久しぶりですかね」というように練習後の観戦が実現した。

 今春の大阪桐蔭は藤浪が春夏連覇に貢献した2012年以来の頂点を目指している。「期待は毎年しています。今日みたいな苦しい展開でもしっかり粘り勝っていけば、何とかできるんじゃないかなとは思っています」とエールを送った。

 「(大阪)桐蔭らしい粘り強さ、ここ一番の勝負強さというのを久しぶりに見られて、自分の時を思い出すような感じもしましたし、いいものを見せてもらったと思っています」。プロ野球も31日に開幕を迎えるが、後輩たちの奮闘に大いに刺激を受けた様子だった。

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