ドリス、月間球団タイ10S 球児&呉昇桓に並んだ

 「阪神5-2DeNA」(27日、甲子園球場)

 最後を締めるのはこの男しかいない。記録の懸かった大事なマウンド。3点リードの九回、阪神・ドリスがこの日も虎党の大声援に応え、躍動した。

 圧巻の投球だった。先頭の代打・西森を2球で追い込むと、フォークで空振りを奪い、3球三振。続く代打・山下もフォークでバットを空に切り、3球三振に仕留めた。桑原には右前打を浴びたが、続く石川を2球で追い込み、3球目のフォークで空振り三振。球団記録に並ぶ月間10セーブを達成すると、近寄ってきた梅野のお尻をポンッと叩き、笑みを浮かべた。

 藤川、呉昇桓と肩を並べたドミニカン。「いつもチームに貢献したいというだけで一生懸命やってきたので。それ(球団記録)を聞いた時はびっくりしたんですけど、これからも頑張っていきたいと思います」とお立ち台で声を弾ませた。

 どん底からはい上がってきた。昨年10月に右肘を手術。一度は退団となったが、春季キャンプに参加し再契約にこぎつけた。そんな投手が今やチームに欠かせない守護神となった。金本監督は「セ・リーグで一番安定したクローザーだと思います」と賛辞を贈り、香田投手コーチも「絶大な信頼」と最敬礼だ。

 昨年とは見違えるような活躍を見せるドリス。「去年はどの打者とも対戦がなかったけど、今年はある程度、頭にあるので余裕を持てている。新記録?機会が与えられれば全力で投げる」。実力でつかんだ守護神の座。優勝のためにフル回転で右腕を振り続ける。

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