岩田、2戦連続の奪三振ショー 1軍昇格目指し奮投「いい感覚」
「ウエスタン、阪神2-0オリックス」(27日、鳴尾浜)
2試合連続の快投で1軍昇格候補に躍り出た。阪神先発の岩田稔投手(33)が5回2安打無失点。奪三振は8を数えた。今季は2軍で納得のいかない投球が続いていたが、ここにきて上昇気配だ。
スライダーのキレ味が抜群だった。四回を投げ終えた時点で8奪三振。「腕をしっかり振れたことがそういう結果につながっている」と岩田。そしてその変化球を効果的にしたのが、丁寧に低めへ制球された最速145キロの直球だ。
前回登板した14日の同・中日戦(ナゴヤ)では6回1失点で12奪三振。この日の成績と通算すると11回で20奪三振と驚異の数字が浮かび上がってくる。岩田は「この間の名古屋からいい感覚が出ていた。今日もそれをしっかりと出せた」とうなずいた。
岩田の連続快投に「このチャンスをのがしたらっていうのがあったんじゃないの」と掛布2軍監督。島本、藤浪と並び1軍へ推薦できる投手だと評価した。ベテラン左腕が好調を維持し、1軍戦登板のチャンスを待つ。