秋山「悔い残る」6回2失点も4敗目 初回先頭打者の安打を反省

 「中日3-1阪神」(27日、浜松球場)

 尻上がりに調子を上げた。6回4安打2失点。先発としての役目は果たしたが、初回に許した先制点が敗戦に起因した。1カ月ぶりの4敗目(6勝)。肩を落とす阪神・秋山拓巳投手(26)が試合後、言葉を絞り出した。「悔いが残ります」。たった1球に泣いた。

 中13日で迎えたリーグ戦再開後の初登板。初回だ。先頭の京田に対して2ストライクから4球目。外角高めに浮いた直球を左前に運ばれた。続く荒木に左前打を浴びて無死一、二塁。大島の一ゴロを挟んで、ゲレーロの左犠飛で1点を失った。

 「立ち上がりの京田ですね。塁の出し方が。もう少しやることをやれていれば。ストライクをそろえ過ぎた」

 四回にはゲレーロに特大弾を浴びた。1人にやられた形だが、六回2死での再戦。全球直球勝負で右飛に斬った。「本塁打は勝負にいった結果なので」。攻め抜いた1球に悔いはない。直球で押した71球、無四球降板。交流戦最後で調子を落としたが、次につながるマウンドでもあった。

 地方球場での登板は8年目で初。順当なら中6日で7月4日のDeNA戦(新潟)、同月11日の中日戦(倉敷)と続く。「負けて言うことではないですが…。いい感じはあった。次は先取点をやらないようにして、勝ちに結びつけたい」と秋山。課題と収穫を手に、次週も火曜日に備える。

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