阪神、2試合連続サヨナラでDeNAを3タテ 伊藤隼太がV打で安ど「終わった…」

9回、サヨナラ打を放ちガッツポーズする伊藤隼(撮影・飯室逸平)
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 「阪神7-6DeNA」(10日、甲子園球場)

 阪神が2戦連続のサヨナラ勝ちで、同一カード3連戦3連勝を決めた。2死満塁から伊藤隼太がサヨナラ安打を放った。

 同点で迎えた九回、鳥谷が四球で出塁。続く糸井が今季初の4安打となる、右前打でチャンスメークした。俊介は三振に倒れた後、福留の打席で暴投が出た後に四球となり、満塁機となった。大山は三振に倒れ、伊藤隼が代打で入った。

 DeNAの6番手・三上との対決。2球ボールが続いてからストライクが2球入り追い込まれた。しかし、5球目の直球を右翼にはじき返した。右翼手の梶谷が追うのを諦めるほどの鋭い打球はフェンスに当たり、サヨナラ安打となった。

 ヒーローインタビューでは「打席に入る前に死ぬほど緊張していたんで、それから解放されてほっとしています。終わった…って感じですね」と喜びと安どが入り交じった表情を見せた。「回が始まる前から2アウト満塁なら投手に回るなと。(代打で出番が)回ってくるという予感がしていたので準備はしていましたけど…。正直、足は震えていましたね」と正直に振り返っていた。

 試合は序盤から、阪神が有利に進めた。初回、1死二塁から福留の中前適時打で先制。二回に先発のメンドーサが3点を失ったが、三回に4番・大山が一塁線を破る適時二塁打を放つと、2死満塁から坂本が押し出し四球を選び、勝ち越しに成功した。

 四回には糸井の13号ソロで追加点。リードを2点に広げたが、中盤に試合が暗転した。六回、2番手の榎田が3安打で1点を失うと、七回にはマテオが連打を浴びて1死一、二塁。続く代打・乙坂の打球を三塁鳥谷が後逸(記録は失策)し、同点のホームを許した。

 さらに八回、桑原が柴田にプロ1号ソロを献上。桑原は3月31日の開幕・広島戦で新井に本塁打を浴びて以来、今季2本目の被弾となった。連投となった勝利の方程式が踏ん張れず、思いも寄らぬ形で勝ち越し点を許した。メンドーサは5回を投げて6安打3失点で降板。移籍初星は目前で消えた。

 それでも八回、打撃陣が意地を見せる。俊介の四球後、福留がこの日4本目の安打でチャンスメーク。1死満塁で森越はフルカウントから、押し出し四球を選んだ。これが7年目でプロ初打点。試合を振り出しに戻したが、続く大和が遊ゴロ、坂本が空振り三振に倒れ、勝ち越しはならなかった。

 執念の攻撃で再々逆転勝利。2試合連続サヨナラ勝利は、2015年5月27、28日の楽天戦以来、2年ぶりとなった。また、3位・DeNAとの差は6・5ゲームに広がった。

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