阪神、代打サヨナラ打の伊藤隼太「正直、足は震えていました」

サヨナラ打を放った伊藤隼(手前)を抱きかかえる金本監督(撮影・高部洋祐)
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 「阪神7-6DeNA」(10日、甲子園球場)

 阪神に2試合連続のサヨナラ勝ちをもたらした伊藤隼太外野手が、お立ち台で安どの笑みを見せた。6-6で迎えた九回、2死満塁から右翼フェンスへのサヨナラ安打を放ったが「正直、足は震えていましたね」と緊張しきった状態で打席に入っていたと告白した。

 金本監督と渾身(こんしん)の力を込めて抱き合った。満面の笑みでチームメートからの水を浴びた。いろいろな思い、悩みから解放された瞬間でもあった。

 「打席に入る前に死ぬほど緊張していたんで、それから解放されてほっとしています。終わった…って感じですね」

 ヒーローインタビューでは、勝った喜びとほっとしたような気持ちが入り交じったような様子だった。「回が始まる前から2アウト満塁なら投手に回るなと」と自分の出番を予測していたが、「正直、足は震えていましたね」。責任を一身に背負って打席へ向かった。

 代打の切り札として起用されているが、最近は結果が出ず、悩みを抱えていた。「一日一日、後がないと思って。最近打てていなかったので」と思い詰めていたとも振り返ったヒーローは、「今日の1本が打てて本当、最高です」と感無量の面持ちで絞り出した。

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