梅ちゃんバズーカさく烈!2球連続盗塁阻止 悪癖解消、スローイングに安定感

 「阪神秋季キャンプ」(4日、安芸)

 阪神・梅野隆太郎捕手(26)が4日、今キャンプ初めてのケース打撃で2球連続の盗塁阻止をマークした。今季、リーグ2位の盗塁阻止率・379を記録したスローイング技術に、さらなる安定感が備わってきた。

 キャンプ初日からきっちりとステップを踏む練習を積んできた梅野。「どうしても後ろ足が(三塁側へ)流れてしまうクセがあるので」と右足を体の前に踏み込むよう意識付けを行ってきた。軸足に一度、体重を乗せることでスローイングの強さが増し、方向も安定する。その確かな成果を見せたのがこの日のケース打撃だった。

 無死一塁の状況で江越が打席に立った場面。松田が投じた初球に俊介がスタートを切った。ストレートを捕球し、素早い動作で二塁へスローイングしタッチアウト。続く2球目、今度は一塁走者に入った糸原がスタートを切ってきた。

 松田が投じたのは緩いカーブだったが、変化球でも意識付けしたステップは崩れることなく、二塁へ完璧なボールを送った。2球連続の盗塁阻止に土曜日で大勢の観客が詰めかけたスタンドからは大歓声が上がった。「試合になったらそこまで(ステップを)意識はできないので。(二塁の)ラインに投げることを意識して。直球でも変化球でも刺せたのは良かったです」と言う。

 原口が捕手再挑戦の道を選び、来季の正捕手争いは激化する。それでも梅野は「自分のやることを大事にして」と自らの長所を生かしつつ、課題の打撃もレベルアップを目指していく。

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