阪神補強第1弾は、台湾No.1左腕 将来性抜群の21歳の先発候補・呂彦青

 阪神は6日、台湾代表左腕・呂彦青投手(ル・イェンチン、21)=国立台湾体育運動大=と、来季の選手契約を締結したと発表した。7日の午後、兵庫・西宮市内で入団会見を開く予定。プレミア12などで台湾代表入りし、国際舞台での経験も豊富。21歳と若く、将来性も獲得の決め手となった。ドラフト以外では今オフの補強第1弾となった。

 今オフの補強第1弾は先発左腕の獲得だ。この日、阪神は交渉を進めてきた呂彦青と、来季の契約が基本合意に達したことを発表した。細身ながら最速148キロの直球を軸に、落差が大きくキレのあるスライダー、チェンジアップなど球種も多彩。来季ローテ候補の1人として期待が高まる。

 呂彦青は10月に台湾で行われた「BFAアジア選手権」に台湾代表のエースとして参加。阪神はこの大会を視察した。日本との決勝戦にも先発。五回途中4失点で降板したが、四回まで無失点に抑えた。15年のプレミア12にも選出。国際大会での経験も豊富で、台湾アマNo.1左腕の呼び声が高い。

 来季、1軍の外国人枠はエース・メッセンジャーを筆頭に残留濃厚なマテオ、ドリスの3人で占めることが予想される。ただ、呂彦青は21歳と年齢的にも若く身長178センチ、体重72キロと体格も未完成。メッセンジャーが来季中にFA権を取得し、19年から日本選手扱いになる見込みで、有事に備える意味や将来性も含め獲得を決めた。

 呂彦青はアマ代表監督で元阪神投手、郭李建夫氏から指導を受けており、阪神とは浅からぬ縁もある。今季、1年間ローテーションを守ったのは能見、秋山の2人。数年後を見据えて、先発投手の整備が課題に挙がっていた。オリックスや西武ら、国内複数球団との争奪戦を制して、未完の大器の獲得に成功した。

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