矢野2軍監督、呂彦青に成功への金言「日本好きになれ」 ラミレス監督を例に

 安藤コーチ(左)と話す矢野2軍監督
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 阪神に新加入した台湾代表の呂彦青投手(ル・イェンチン、21)=国立台湾体育運動大=が8日、甲子園室内練習場で行われた2軍練習に合流した。矢野燿大2軍監督(48)は体作りを最大のテーマに掲げると同時に「日本を好きになってほしいね」とメッセージ。文化や歴史に触れ、環境に慣れ親しむことが成功の秘訣(ひけつ)だと説いた。

 澄んだ瞳、無邪気な笑みを浮かべる呂彦青の周りには自然と仲間の輪ができる。矢野監督は、そんな左腕をじっと見つめていた。「日本で活躍する外国人選手は皆、日本を好きになってくれる。興味を持ってもらってね。ラミレス監督(DeNA)もそうだったと思うけど」。指揮官の目には、その“素質”があるように映った。

 この日は体幹トレーニング、短距離ダッシュなどで汗を流した。最速148キロを誇る本格派だが、外見は身長178センチ、体重72キロと細身に見える。指揮官は「まずは体をしっかり作る。そこらへんを重点的にやっていくことになると思います」と育成方針を説明。鳴尾浜の独身寮・虎風荘の食事をしっかりと食べ、土台を築いていく。

 週明けにもブルペンに入り、身体能力測定も実施する予定。日本を知り、愛することが活躍の近道。ジャパニーズドリームへの第一歩を踏み出した。

2023-11-05
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