阪神 陽川は紅白戦2戦連続アーチ 藤浪の147キロ球をスタンド上段へ
「阪神秋季キャンプ」(9日、安芸市営球場)
紅白戦で白組の5番に入った陽川が、藤浪撃ちの“2戦連続アーチ”で猛アピールだ。
三回、中谷に2ランが飛び出し、直後の打席。2ボール1ストライクから4球目。147キロの直球を狙った。フルスイングした打球は大きく放物線を描き、左翼ポール右へ。切れることなくそのままスタンド上段に到達した。
5日の紅白戦でも、才木の外寄り147キロ直球を狙った。打球はバックスクリーン左に飛び、場外に消えた推定130メートル弾。驚きの飛距離に加えて、チームとしても課題にしてきた直球を狙い打ち、来季に向けて金本監督に猛アピールした。
4日のケース打撃ではともに1打席。金本監督はチーム状況を反映させ、「今のところの立ち位置は代打」と話していたが、未完の長距離砲が実りの秋を迎えている。