中谷、中堅争い逆襲打 課題の直球撃ち!金本監督も「収穫」

 「オープン戦、ヤクルト4-2阪神」(24日、浦添市民球場)

 プロ野球のオープン戦が各地で開幕し、阪神はヤクルトに2-4で逆転負けした。昨季20本塁打の中谷将大外野手(25)は、二回に先制タイムリー。内角への147キロに対し、うまく体を回転させて三遊間を破った。課題だった直球への対応で確かな成長の跡を示し、激しさを増す正中堅手争いで存在感を放った。

 今までの中谷のスイングとは違った。鋭くヘッドを走らせたバットは、ブキャナンの内角直球を完璧に捉えた。あっという間に三遊間を破ったタイムリー。白熱する中堅争いで、昨季20発をマークした期待の星が存在感を見せた。

 「中谷が真っすぐを打てたというのが収穫ですね」と目を細めたのは金本監督。二回無死一、二塁で迎えた第1打席だった。ファウル2球であっさり2ストライクと追い込まれた直後、ブキャナンが投じたのは内角ギリギリに制球された147キロのストレート。「チャンスだったのでランナーをかえそう」と左肩を開かず、きれいに体を回転させた。

 力みが消えたスイングで生み出した左前打で二塁走者が一気に生還。オープン戦初得点をたたき出した。六回の第3打席でも直球を中前へ運び「結果が出ていなかったのでよかったです」。ここまで対外試合でわずか2安打と結果が出ていなかっただけに、中谷は手応えを口にする。

 直球への対応-。昨シーズン中に浮き彫りとなった課題を克服するために、秋季キャンプから逆方向への打球を意識して練習に取り組んできた。特に内角の直球は詰まって内野フライに終わるケースが多く、力むことによって左肩が開き、なかなか前にバットが出てこなかった。

 だが1打席目のタイムリーは悪癖が出ず、きれいにバットのヘッドが走った。ネット裏から視察した巨人・森中スコアラーは「きれいに内角の直球をさばけていた。去年からの変わり目を感じるよね」と明かす。本人は「普通ですよ」と言うが、積み重ねてきた練習の成果が兆しとなって表れてきている。

 ただ片岡ヘッド兼打撃コーチは「最後の打席で2ボールから狙った直球に詰まっているようでは…」と厳しい表情を崩さなかった。九回の第4打席では秋吉の直球に詰まらされ遊ゴロに終わった。

 開幕センターを手にするためには、すべての打席で結果を求められる。完璧に弱点を克服したと印象づけるためには-。今はとにかく結果の2文字が必要だ。

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