小野6回2安打1失点 松坂と投げ合い…異様な雰囲気の中でも淡々と好投

力投する阪神・小野泰己=ナゴヤドーム(撮影・高部洋祐)
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 「中日-阪神」(19日、ナゴヤドーム)

 阪神の先発・小野泰己投手は6回2安打1失点(自責0)。1点のリードを守って降板した。

 中日の先発は松坂。多くの観客が球場に訪れ、普段とは違った空気の中で臨んだマウンド。2年目右腕はそれでも淡々と、丁寧にアウトを積み重ねていった。初回、先頭の亀沢を空振り三振に抑えると、京田、大島を遊ゴロに抑えた。150キロ近い直球を軸に力で圧倒する投球。

 だが1点リードの二回、先頭のアルモンテに四球を与えると、続く高橋の打球を三塁・大山がトンネルした。無死二、三塁とすると、1死を挟んで福田の打席で暴投。1点を失った。それでも後続を断って最少失点で切り抜けると、三回以降も落ち着いて0を並べた。

 登板予定だった17日の同戦(豊橋)が雨天中止となり、中8日での登板。相手の先発は松坂について「投げ合えるのはいい経験になる。こういう機会もないと思うので、いい投球ができるように」と意気込んでいたが、“投げ勝つ”投球内容だった。

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