植田海走で5年ぶり1試合チーム4盗塁!今季チーム14盗塁でリーグ最悪脱出

 「阪神7-2中日」(5日、甲子園球場)

 この日のチームを象徴するような猛スピードだった。八回、先頭の阪神・植田が四球を選ぶと、すかさず持ち味を発揮。「点差があったので思い切って初球から行きました」。続く糸井への初球にスタートを切り二塁を陥れた。

 この試合、チーム4個目の盗塁成功。1試合4盗塁は2013年5月のソフトバンク戦以来、5年ぶりだ。1死後、ロサリオの左翼線二塁打で植田は悠々と生還。ダメ押しの7点目を奪った。

 今季チーム盗塁数を14とし、リーグワーストから脱出したというだけでない。金本監督は「今日の攻撃は盗塁の後のタイムリーというのがね。こういう野球をしたかったんで」と振り返る。

 初回は上本、三回は糸井の二盗がいずれもロサリオのタイムリーにつながった。五回は2死から糸原が二盗を決め、直後に俊介が中前適時打を放った。上本は盗塁時に負傷し、指揮官は「そういう意味では上本のけがというか離脱は痛い」と心配するが、「こういう野球を続けていけるようにやっていきたい」とも話した。

 中でも頼りになるのはチームトップタイ4盗塁の植田だ。三回には三塁前への絶妙なセーフティーバントも決めるなど「バッティングの調子は落ちてくると思うので、そこからしっかりやらないと」と“足攻”への意識は高い。スピード感あふれる新時代幕開けの予感だ。

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