阪神-広島、雨で合計2時間23分遅れ 先発・才木は5回投げ抜き6勝目

ファンの声援に応える阪神・陽川尚将=マツダスタジアム(撮影・北村雅宏)
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 「広島4-5阪神」(20日、マツダスタジアム)

 雨中の激闘は午前0時を回ってようやく終了した。断続的に降り続く中で行われた一戦は、阪神が辛勝で連敗を2で止めた。5位・中日にゲーム差なしの最下位は変わらないが、これで3位・巨人まで1ゲーム差の大混戦となっている。また、先発の才木が5回4安打3失点で、6勝目(8敗)を手にした。

 試合は、昼前から断続的に降り続く雨の影響で、1時間9分遅れで開始。さらに二回終了時に雨脚が強まり、ここで中断に。雨は降り続いたままだったが、審判団の判断で再びシートが外され、30分以上の整備を経て1時間2分の中断後、午後9時3分に再開した。

 四回、ナバーロの3号ソロで追加点を奪うと、五回には犠打エラー、陽川の適時三塁打で、さらに2点を奪った。

 五回、鈴木の30号2ランなどで3点を失ったが、強行で試合が成立。先発の才木は責任投球回を投げ抜き6勝目を手にした。「調子自体は悪くなく、自分の感覚で投げることができていただけに五回の3失点はもったいなかったです。(長時間の中断は)初めての経験でしたが、その中でなんとか粘ってゲームを作れたことは良かったと思います」。さらにグラウンド整備で12分の中断を経て、六回からは能見、桑原、藤川、ドリスとつなぎ、なんとかリードを守った。

 試合は、結果的に計2時間23分の遅れを経て、午前0時3分を過ぎたところで終了した。なお、過去、最も遅い終了時刻は1992年9月11日の阪神-ヤクルト戦(甲子園)で、午前0時26分に終了した試合がある。

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