才木 雨降る敵地で5回3失点 1時間2分の中断も粘投「何とかゲームを作れた」
「広島4-5阪神」(20日、マツダスタジアム)
雨が降り注ぐ敵地のマウンドで阪神・才木浩人投手(19)が懸命に腕を振った。1時間9分遅れで開始し、試合中には1時間2分の中断。悪条件にも、気持ちを切らさずに対応した。5回4安打3失点。粘り強い投球で6勝目を手にした。
「(長い中断は)初めての経験でしたが、しっかりゲームを作れたのはよかった」
踏ん張った。初回、2つの四球で2死一、二塁のピンチ。松山を空振り三振に仕留めて、無失点に抑えた。
「調子が良かっただけに、最後はもったいない」。悔やむのは五回だ。2死から四球を与えると、丸に右中間への適時二塁打、続く鈴木には左翼席上段へ2ランを被弾した。まだ、19歳。この日の経験も糧にして、成長し続ける。