ノーベル賞の本庶氏は虎党だった 岡田彰布氏「京都岡田会」会長の受賞を祝福

 ノーベル医学生理学賞に選ばれた本庶佑(ほんじょ・たすく)京都大特別教授(76)が、受賞決定から一夜明けた2日、妻の滋子さん(75)と京大(京都市左京区)で記者会見した。本庶氏は虎党で、京都の後援会「京都岡田会」会長を務めるなど親交が深い元阪神監督のデイリースポーツ評論家・岡田彰布氏(60)は2日、広島市内でデイリースポーツの取材に応じ、受賞を祝福した。

 本庶氏と15年来の親交を持つ岡田氏は、阪神戦の評論で訪れたマツダスタジアムで、受賞を喜ぶと同時に「周囲はずっと待ってたから。むしろ長かったかな」と話した。

 岡田氏が阪神監督1年目の2004年のオフ、京都の医師や政財界、学術などに携わる人たちが中心となって発足したのが「京都岡田会」。背番号にちなみ80人限定の会であり、会員は「メンバーズエイティー」と自称するという。

 その発足時から会長を務めるのが本庶氏だ。同会は毎年ゴルフコンペを行っているが「ここ2、3年は本庶先生がご多忙でゴルフはご一緒できていない」という。

 本庶氏はゴルフ好きを公言しているが、これまで10回弱、同組でラウンドした岡田氏によると「いいゴルフをするよね。やや変則スイングだけど非常に力強い。インパクト時のパワーを感じる」と、“飛ばし”への情熱が感じられるプレースタイルのようだ。

 昨年12月、京都岡田会のパーティー以来、直接会う機会はない。本庶氏と研究内容について話したことはないが「周りの人から『いずれノーベル賞を取るぞ』という話は聞いていた」と岡田氏。

 交流を通じての人物像は「物静か。自分からあれこれ言うより、人の話をよく聞いて、何かを吸収しているようなタイプ」というのが印象だ。今年も同会のゴルフコンペやパーティーが予定されており「さらに忙しくなられたから、どうかな」と出席を心配しつつも、再会を楽しみにしていた。

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