ドラ6湯浅京己は元ヤクルト伊藤智仁監督が太鼓判押す逸材 

ドラフト指名を受け、会見する(左から)富山GRNサンダーバーズ・伊藤智仁監督、日本ハムから育成1位指名を受けた富山GRNサンダーバーズ・海老原一佳、阪神から6位指名を受けた富山GRNサンダーバーズ・湯浅京己、富山GRNサンダーバーズ・永森茂球団代表=富山県高岡市の高岡商工ビル(撮影・北村雅宏)
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 「プロ野球ドラフト会議」(25日、グランドプリンスホテル新高輪)

 阪神に6位指名された最速151キロ右腕、湯浅京己投手(19)=BC・富山=は、富山としては初となる支配下選手としてのNPBのドラフト指名を受けた選手となった。福島の聖光学院2年秋まで、腰の成長痛のため試合出場ができなかったという悔しい思いを糧に、高校卒業から1年での指名にたどり着いた。富山では、元ヤクルトの伊藤智仁監督の指導で潜在能力を開花させた。

 湯浅は「1年で絶対NPBに行くんだと思っていた。高校では完全燃焼できなかったから」と決意を語った。高校時代、3年夏は県大会で登板したが甲子園ではベンチ入りできなかっただけに、聖地への思いは強い。

 伊藤監督をして「最初にブルペンで見た時に、NPBに入れさせるために何とかしなければいけないと思った。これは私の使命だと思っていた」と言わしめた。力強いストレート、スピンのきいたボールが武器。指揮官はデイリースポーツの記者に対しては、「虎のしっぽをあげられるように頑張ってほしい」と、勝利翌日の紙面題字「デイリー」の「ー」が虎のしっぽになることにちなんだエールを送った。

 熱い激励に湯浅は「伊藤智仁監督は憧れでもあり、尊敬もしている。将来は、伊藤監督のような人になれれば」と、伝説的な名投手となるべく誓いを立てた。

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