ドラ6湯浅、聖地でリベンジ投や 高校時代はスタンドで応援「悔しさぶつけたい」

 阪神から6位指名された湯浅京己投手(19)=BC・富山=が30日、富山県高岡市内で佐野統括スカウトらから指名あいさつを受けた。BC・富山史上初めて支配下選手としてドラフト指名された右腕は「1年目から覚悟を持って臨み、伊藤監督のような球界を代表するピッチャーになり、同じ賞も(新人王)獲れるような投手になりたい」と誓った。

 理想の投手像は元ヤクルトの伊藤智仁監督(48)。故障で離脱しながらも7勝2敗、防御率0・91を記録して新人王を獲得。その後もケガに苦しんだが、何度も復活を遂げた。

 逆境に打ち勝つ精神は湯浅にも宿っている。座右の銘は試練を乗り越えれば青空が望めるを意味する「雲外蒼天」。聖光学院時代、腰の成長痛に悩まされた。リハビリを経て3年夏は県大会登板も甲子園登板はなかった。

 そんな苦労を乗り越えてのプロ入り。「高校時代は(甲子園の)スタンドからの応援で悔しい思いをした。悔しさをプロの舞台でぶつけたい」。聖地で歓喜の声援を浴びた時、真っ青な青空が見られるはずだ。

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