阪神からドラフト２位指名された小幡竜平内野手（１８）＝延岡学園＝が３１日、宮崎県延岡市内で佐野統括スカウト、永吉スカウトディレクター、田中スカウトから指名あいさつを受けた。

　指名あいさつ後には、駆けつけた報道陣の取材に対応。まずは「体作りしっかりやろうという熱い言葉をかけてもらいました」と笑顔を見せた。そしてこう続ける。「今日ようやく実感できた感じですね」。すぐさま前を向くと、色紙に目標を迷うことない力強い文字でしたためた。

　『１番　ショート』

　目指すスタイルは球団通算最多安打を放つなど、走攻守のバランスがとれた鳥谷だ。「（走攻守の）三拍子そろった１番ショートになれるように、これから頑張っていきたいです」と話し、田中スカウトは「今年騒がれていたショートもいましたけど、彼らを超えてくれることに期待して指名しました」と思いを込めた。

　高校時には１年秋からレギュラーに定着。２年秋には４番を務め、３年春に甲子園を初めて経験した。初戦となった２回戦の国学院栃木戦で適時打を放ったが、チームは５－９で敗戦。最後の夏は２回戦で敗退した。広角に打ち分けるシュアな打撃と高い身体能力を生かした広い守備範囲が持ち味。５０メートルは６秒１。