矢野監督、声&元気を重視!秋季Cで“アピール合戦”見せてくれ

 阪神の矢野燿大監督(49)が31日、秋季キャンプでの選手個々の「自己アピール」を強く求めた。1日から始まる秋季キャンプに向け、高知入りした指揮官は、2軍監督時代から言い続けてきた「チャレンジ」のグラウンドでの体現に期待。全体ミーティングでは「元気」や「声」といった内面からのアピールを、改めて選手たちに説いた。最下位に沈んだ今季の雪辱へ、矢野阪神の「明るく元気」な18日間が幕を開ける。

 1軍監督として初めて降り立った、南国・安芸。矢野監督が全体ミーティングで力説したのは、選手たちの“アピール合戦”だ。

 「自己アピールしてくれ、みたいな。チームのことなんてまだ考えることはないから。優勝して、自分が出てなかったら楽しくないんだから」

 同じユニホームを身にまといながら、選手たちは常にライバル関係にある。どうすれば試合に出られるか。そのためには自らが工夫を凝らし、課題と向き合う時間が必要となる。押しつけられる練習ではなく自身で課題を見つけ、己と向き合う時間。そういったものは「身に付き方とか苦しさが違うと思うし」と指揮官は言う。

 加えて、グラウンド上での活気も求めた。プロである以上、高い技術力はもちろん必要。だが、それ以上に「内面に思ってることって、あふれるじゃん。そういうふうにやっていくヤツが、野球がうまくなると思うし」と選手一人一人の心に宿る、向上心の表現に期待した。

 選手起用についても“矢野流”の考えを明かす。「最後(使う選手を)どっちかって迷ったら、元気あるヤツを使うもん」と声を重要視。「そういうヤツが土壇場で仕事をしてくれたり、アカンかった時でも『コイツやったらええわ』って思える部分でもあるから」。ガムシャラな、泥くさい姿勢こそ、大切にしていく。

 最下位からの巻き返しへ。監督就任会見で「前に向いたプレーが好き」と断言した矢野監督。内面からあふれ出るプレーこそ、ファンの心を揺さぶるということを、信じてやまない。指揮官の心にプレーで、そして声で訴えかける若手たちの『超積極的』な18日間が、スタートする。

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