ドラ2小幡、根尾&小園に宣戦布告「絶対に負けたくない」セ界一の遊撃手になる!

 阪神からドラフト2位指名された小幡竜平内野手(18)=延岡学園=が12日、大分市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金6000万円、年俸720万円で仮契約した(金額は推定)。まずは体作りに励むことになるが、早くも同学年のライバルたちへ闘志はメラメラ。U18侍ジャパンだった、同学年で同じショートを守る根尾(中日ドラフト1位)や小園(広島同1位)に追いつき、追い越せの精神で挑む。

 柔らかい表情で笑った。帽子に刺しゅうされたのロゴがよく似合う。1時間15分の交渉で、仮契約は成立。小幡が静かに、それでも力強く言葉をつづった。「まずは基礎からしっかりやっていきたい」。待ってろ、未来のライバルたちよ。明るい将来を、澄んだ瞳で見つめた。

 思いを巡らせたのは8月31日に行われた練習試合だ。U18侍ジャパンに選出されていた根尾、小園らと、宮崎県選抜チームの一員として対戦。「5番・遊撃」で出場した小幡は同じフィールドでプレーする日本代表選手たちの力を実感した。「素直にすごいショートだなという印象でした」。そして思いは導かれるように強い闘志へと変わっていく。

 「同期として、今後僕もそういった選手になっていけばライバルになっていけると思う。絶対に負けたくないというのが一番」

 他球団の仮契約交渉も続々と行われている。その際に根尾は遊撃一本勝負を公言し、小園も対抗心を燃やしていた。同じ遊撃手として負けるわけにはいかない。小幡の目に力が宿った。そしてU18侍ジャパン戦では2打数無安打で交代させられたことを踏まえ「結果を出してなかったので、代えられて当然。結果が全てになってくると思うので、結果を出せるようにしっかりやっていきたい」と戦う心づもりを語った。

 甲子園をわかせたスター集団と、現時点での「差」があることはわかっている。だからこそ、こう続けた。「ファンの方々に早く名前を覚えてもらって、1軍で活躍している姿をしっかり見せていきたい」。知名度はまだないかもしれない…だがいずれは追いつき、追い越してみせる。

 18歳の初々しい笑顔が光る。目線の先には両親がほほ笑んでいた。「親には県外に出させてもらって本当に感謝していますし、延岡の方々には毎日応援してもらって感謝しています」。これからは募る感謝をプレーで返す。プロ野球選手、小幡竜平誕生へ。また一歩、前へと進んだ。

2023-11-05
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