藤川、守護神再襲名 矢野監督の期待を受け本気モード
阪神の藤川球児投手(38)が16日、“守護神再襲名”への手応えをにじませた。来季に向けてストッパーへの思いを口にしていた右腕は「チームに迷惑かけると思ったら、そんなこと言ってませんし」とキッパリ。抑えについて藤川とドリスの“2択”を検討する矢野監督の期待を受け本気モードに突入した。
“自信がある”と明確には言わなかった。ただ、発した言葉に自分への期待と強い決意が受け取れる。この日、甲子園のクラブハウスを訪れた藤川が自分の人生観を交えながら今の心情を表現した。
「自信があるというか、面白いじゃないですか、その方が。チームに迷惑かけると思ったら、そんなこと言ってませんし。人生においてチャレンジする。その方が面白い」
実績と経験がある。07年と11年にセーブ王。日米で通算227セーブを積み上げた。今季は53試合に登板して5勝3敗21ホールド2セーブ、防御率2・32。その安定感とマウンド上での姿でチームを鼓舞してきた。
既に球団は新外国人投手にジャイアンツをFAになったピアース・ジョンソンを最有力候補としてリストアップ。これまで助っ人との“パイプ役”も担った藤川だが「サポート役は終わり」。チームと自分のため、進む道は見えている。