谷川は60万円増で契約更改 年俸は900万円「勝負できる球を磨きたい」

 契約更改交渉を終え会見する谷川(撮影・北村雅宏)
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 阪神の谷川昌希投手(26)が20日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸840万円から、60万増の年俸900万円でサインした。

 即戦力として期待された1年目の今季は、7試合に登板。5月10日の巨人戦でプロ初登板初先発を飾ると、中継ぎ登板した6月2日の西武戦で、プロ初勝利を挙げた。だが、継続して結果を残すことができず通算1勝1敗、防護率7・82と悔しいシーズンとなった。

 「思っていたよりも早く時間が過ぎたイメージ。入団時に掲げていた目標が何も達成できませんでした」

 さらに秋季キャンプでは、初日のベースランニング中に左足首を負傷した。「左足首の靱帯(じんたい)損傷」で現在もリハビリ中。2年目のシーズンに向けて「今年はいい印象の試合が1試合もなかった。やはりインコースが大事。そこの球を磨くこと。また、1軍レベルの打者は、ボールになる変化球にバットが止まる。ゾーンで勝負できる球を磨きたい」と前を向いた。

 また、今季は先発、中継ぎ両方を経験したが「与えられた場所で結果を残したい」と、チームのニーズに柔軟に対応していく姿勢を示した。(金額は推定)

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