糸井「全部に出て、矢野さんを胴上げ」38歳さらにムキムキ!全戦出場誓った

 阪神の糸井嘉男外野手(37)が22日、全試合出場とリーグ優勝を新年の誓いに立てた。この日は契約するドーム社が都内の東京ビッグサイトで開催した「DOME KICK OFF PARTY 2019」に出席。イベントのテーマにもなった「決断力」-にちなんで、「全部に出て、矢野さんを胴上げしたい」と誓った。38歳を迎えるシーズン。超人進化でチームを頂点に導く。

 鮮やかな黄金色に染まった髪に、一段とゴツくなった筋肉が映える。漫画さながらのスーパーサイヤ人。年が明け、初めて公の場に姿を見せた糸井が、力強く新年に誓いを立てた。この日、参加したイベントのテーマは「決断力」。迷いはない。FA移籍3年目。勝利への渇望が全てだ。

 「それはもう、矢野さんを胴上げすること。そのために1人、1人が、レベルアップしていかないといけないと思っています」

 一致団結しての悲願の頂点。有言実行と言うべきか。今オフは変化を加えた。近年、グアムを拠点にした自主トレを、沖縄に変更。ハードなトレーニングと並行して約2週間、球場を貸し切って走り込み、打ち込みに重点を置いた。国内では4年ぶりで、1月の沖縄自主トレは初。より練習量を増やすための決断だ。

 変化とは別に、継続したのは、共にする自主トレメンバー。ソフトバンクの柳田、オリックスの吉田正ら「球界を代表する左打者」と称する2人に、刺激を受ける毎日だったという。「沖縄でも一緒でやって、(用具)メーカーも同じものを使って。何か縁がある。逆に勉強になることが多いです」。チーム超人パワーで、目指すのは3年ぶりの記録だ。

 「骨折とかもあって2年連続で、110試合くらい(17年・114試合、18年・119試合)で終わっているので。規定には乗っているんですけど、自分の中では全く納得はいってないですからね」

 昨季は6月30日のヤクルト戦で右膝付近に死球を受け、「右足腓骨(ひこつ)骨折」。9月21日の広島戦ではダイビングキャッチを試みた際に「左肩腱板の部分損傷」の重傷を負い、2度の離脱となった。それでも打率・308、16本塁打はチームトップの成績。68打点は福留に次ぐ数字だった。十分なリハビリ期間を経て、見た目にも屈強さの増した鋼の肉体なら、さらなる進化を予感させる。

 くしくも、胴上げすると誓う矢野監督は現役時代、38歳シーズンでベストナインを獲得した。個人タイトル獲得、コンベンション出席はチーム優勝に並ぶ願望。16年に次ぐ2度目の全試合出場で、燃える超人が再起を図る。「僕はFAで来ている。全部に出て貢献したいです」。目標は明確だ。迷いはない。決めて断つ。亥(いのしし)年を、14年ぶりの頂点に続く道を猛進する。

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