矢野監督 日本一「感じ取れ」2日からタカ2連戦 若虎にゲキ!!

フリー打撃をする陽川(中央)を見守る矢野監督(撮影・田中太一)
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 阪神の矢野燿大監督(50)が1日、レギュラー候補の選手に、2、3日のソフトバンクとのオープン戦で、強さの秘密を肌で感じることを期待した。甲子園で再開した全体練習に参加し、昨季の日本一チームとの対戦から、競争を勝ち抜くために必要な要素を見つけることを願った。

 真っ正面からぶつかってこい。春季キャンプの成果と、現状を知るには絶好の相手だ。矢野監督はレギュラーを争う選手たちが、昨季の日本一チームに挑む姿勢を思い描いた。

 ソフトバンクの2日の先発は千賀。スタメンにはこの日1軍に合流した陽川、荒木、伊藤隼、ドラフト1位・近本(大阪ガス)ら競争真っ最中の選手をスタメンに並べる。

 「日本を代表するような投手と対戦して、肌で感じられるのは(今後が)全然違うと思う。とにかく感じ取れる試合になるんじゃないかな」

 2日からサインは出すが、盗塁などは選手に任せる。「近本なんかは、甲斐が出て来たらどう走るとかさ」。結果も重視するが、失敗を恐れずに向かっていくプレーを待ち望んだ。

 近本は「しっかり準備をして試合に入りたい」と話し、関学大時代以来となる甲子園での練習ではキャンプ同様に快音を響かせた。途中出場する同3位・木浪(ホンダ)も「何か得るものが絶対にあると思う」とし、初めての甲子園練習では三塁で軽快な動きを見せ、状態の良さを感じさせた。

 投手陣も腕試しの場となる。先発・浜地らの若手が登板する。「今の力を試すには、いいオーダーで来てくれるんやったら、浜地にとっても勉強になる登板になると思う」と矢野監督。物足りなかったキャンプ時から巻き返すような投球を期待した。

 キャンプ後初練習となったこの日から、3人を1軍に昇格させ、13人を2軍に送った。2軍に合流した選手は試合勘や、打席数を確保させる意味合いもあるが、開幕1軍争いに向けて競争が本格化してきたことは明白だ。日本一軍団に立ち向かい、結果を残した選手が、次のステージへ進める。

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