ドラ1近本は1番か2番か…矢野監督見極める「2番にハマった方が俺的にはいい」

 阪神の矢野燿大監督(50)が4日、ドラフト1位・近本光司外野手(24)=大阪ガス=をシーズンでも1番か2番で起用する構想を明かした。現時点でセンターのレギュラー最有力候補とした上で、開幕までのオープン戦残り13試合は、開幕スタメンを勝ち取るだけの結果を求めた。

 しぶとい打撃と、俊足は大きな戦力となる可能性を秘める。矢野監督は、開幕後の打順構想を話す中、近本が現時点でセンターのレギュラーに最も近い位置にいることを明かした。

 「近本が(打線の中で)どう機能するか。あの足と、(打撃でも)自分の形もそんなに崩れへんから、どう絡められるかというのはね。俺が捕手でも嫌やしね」

 春季キャンプを1軍で完走したドラフト1位ルーキー。オープン戦に入っても勢いはとどまる気配がない。

 2日のソフトバンク戦では、開幕投手・千賀から安打を放つなど2安打。甲斐から二盗も決めた。2番で起用された3日の同戦では、2試合連続のマルチ安打を記録。4試合で12打数6安打、打率・500はチーム首位打者だ。

 チームはオープン戦4試合で計7得点。福留、糸井が出場していないとはいえ、得点力に課題がある。指揮官は近本の持ち味を得点につなげる起用プランを明かした。

 「2番がいいかなと俺の中では思っているけど、(今後のオープン戦で)またいろいろ試すかもしれんし、1番・近本もあるかもしれんし。(今は)2番にハマった方が俺的にはいいかなって思っている」。3月29日の開幕・ヤクルト戦(京セラドーム)までのオープン戦13試合で見極めていく方針だ。

 ただ、中谷、江越らもセンターのレギュラーを狙っている。2軍では高山、板山らが出場機会をうかがっている。指揮官も「競争」をテーマに掲げており、ポジションを与えるつもりはない。「これからいろんな投手と対戦しながら、そこの(結果が)評価になっていくと思うから」。近本には周囲から認められる結果と内容が求められる。

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