高山&板山“センター試験”12日中日戦から昇格!開幕滑り込み合格へ

 阪神・高山俊外野手(25)と板山祐太郎外野手(24)が、12日の中日戦(ナゴヤドーム)から1軍に昇格することが11日、分かった。1軍キャンプメンバーだった両選手は3月から2軍に帯同し、実戦に出場。打撃で好結果を残してきた。注目を集める開幕中堅争い。“センター試験”で滑り込み合格を目指す。

 開幕センター争いの挑戦権をつかみ取った。オープン戦も中盤に入る中、1軍昇格を果たした高山と板山の目つきは鋭かった。高山が「やってきたことをやれたら大丈夫」と意気込めば、板山も「競争なので自分のポジションは自分で奪い取るしかない。甘えはないぞというのはある」と言葉に熱が込もった。

 互いにファームでは打撃で存在感を発揮してきた。高山は出場した全5試合で安打を放ち、打率・381、5打点。板山は実戦7試合で3本のアーチをかけるなど、バットが火を噴いた。

 矢野監督は好調な両選手の1軍昇格を決断した。1軍キャンプ参加後、ファームで出場機会を与えていたことには「1軍にいてオープン戦で多く打席に立てる状況じゃなかった。ファームに行ってちゃんとやってきて自分らのレベル、状態を上げられるように」と、指揮官はその意図を説明した。

 指揮官の言葉通りに状態を上げてきた高山と板山に代わり、陽川、森越、山崎、江越が2軍降格となった。開幕センター候補の1人だった江越の降格には「大賀(江越)だってもったいない。ベンチに座っているだけじゃ野球はうまくならない。ファームに行ってうまくなる方法を探した方がいい」と2軍戦に出場し、収穫を得ることを期待した。

 高山と板山は、ドラフト1位・近本(大阪ガス)や中谷、伊藤隼も狙う中堅レギュラーの座を競い合う。猛アピールを続けてきたファームでの自信を糧に“センター試験”へ臨む。

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