木浪&近本ルーキコンビで阪神先制 47年ぶり新人2人開幕スタメンに前進

3回阪神1死一塁、右前打を放ち駆け出す阪神・木浪聖也。左は次打者の阪神・近本光司=甲子園(撮影・高部洋祐)
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 「オープン戦、阪神-西武」(16日、甲子園球場)

 阪神の新人コンビが、また結果を残した。

 0-0で迎えた三回。1死後、北條が左前打で出塁。ドラフト3位・木浪(ホンダ)が打席に立った。西武の先発左腕・武隈に対し、2ボールから3球目。外寄りの125キロを強引に引っ張った。バットを真っ二つに折られながらも、打球がライト前に落ちる。一走・北條は一気に三塁を陥れた。

 さらに2番に入った同1位・近本(大阪ガス)は初球、高めに浮いたカーブを狙った。遊撃の頭上を越えると、三走・北條が先制のホームに生還。近本はオープン戦初打点をマークした。

 この日は糸井が「3番・右翼」に入り、開幕に向けてほぼベストメンバーで臨んだ。「1番・木浪」、「2番・近本」がスタメンに名を連ねた意味は大きい。新人2人が開幕スタメンを勝ち取れば、1972年の中村勝広、望月充以来。47年ぶりの快挙が、日増しに現実として近づいている。

2023-11-05
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