浜地2回無安打0封で開幕1軍グイッ!矢野監督「考えたい」
「オープン戦、ロッテ3-0阪神」(21日、ZOZOマリンスタジアム)
らしさ全開の34球だ。2番手の阪神・浜地が、2回無安打無失点と快投。開幕1軍入りへ、猛アピールに成功した。
成長を感じさせたのは六回、4番・井上との勝負だ。フルカウントの7球目以降、直球勝負に切り替えた。「四球も頭にあったけど、ここで置きに行って今まで痛い目に遭ってきた」。最後は自信のある直球で、空振り三振に打ち取った。
2日のソフトバンク戦で1軍初先発後、3試合連続での救援登板。開幕ローテを目指す先発か、ロングリリーフか。「先発にこだわりはありますが」と前置きし、それでもすぐさま言葉を続けた。
「1軍にいることでしか学べないことがたくさんある。だから1軍にいるために、言われた場所で投げたい」
宜野座キャンプに抜てきされ、走り続けた2カ月間。開幕1軍の思いは自然と募る。秋山も2軍で好投しただけに、矢野監督も「今日の真っすぐは浜地らしい、すごくいい球が多かった。考えたい」と悩ましげ。3年目の新星が、うれしい悩みの種になりそうだ。