「オープン戦、オリックス－阪神」（２２日、京セラドーム大阪）

　阪神先発のランディ・メッセンジャー投手が、６回を７安打２失点で降板。開幕前のラストゲームでソロ２発を食らい、１－２とリードを許した六回でマウンドを降りた。

　三者凡退に抑えた回は初回だけ。それでも走者を出しても、丁寧な投球で後続は断ち切った。二回には連打を浴び、無死二、三塁のピンチを背負ったが、続く小野は直球で見逃し三振、マレーロも力のある直球で二併殺打に打ち取った。

　失点を許したのは三回だ。若月に外角の直球を右翼席へと運ばれ、先制点を献上。そして六回には、今度はメネセスに右翼席へと放り込まれた。これがオリックスの勝ち越し弾に。それでも要所、要所を粘り、本塁打２本の最少失点でしのぎきった。

　味方の援護にも助けられた。近本が、大山が、共に頭上を越えそうな打球をジャンプして好捕。バッテリーを組んだ梅野も二盗を阻止。メッセンジャーは球団広報を通して「２本のソロホームランを打たれてしまいましたが、バックもいい守備でもり立ててくれて、それ以外の投球は自分のボールを投げることができました。ここまでは順調にきているよ」とコメント。開幕の３・２９へ。弾みをつけた。