矢野監督決めた!開幕オーダーで一挙7点 OP戦最下位を回避…快勝締め

 「オープン戦、阪神8-4オリックス」(24日、京セラドーム大阪)

 プロ野球のオープン戦は全日程を終え、阪神は最終戦を快勝で締めくくった。5勝11敗1分けで全日程を終了。2年連続最下位は回避した。矢野燿大監督(50)は試合後に開幕オーダーを明言。競争を勝ち抜いたメンバーとともに、29日の開幕・ヤクルト戦(京セラドーム)に臨む。

 やり残したことはない。オープン戦最終戦を快勝で締めくくると、笑顔でハイタッチ。矢野監督は試合後、充実した表情を見せた理由を明かした。

 「開幕は今日のメンバーで行きます」

 最下位からの巻き返しを目指す19年の船出。ヤクルトの開幕投手・小川に挑むメンバーが決まった。

 ドラフト3位・木浪(ホンダ)、同1位・近本(大阪ガス)は、球団史上初の新人1、2番で攻撃のリズムを作る。

 クリーンアップは3番・糸井、4番・大山、5番・福留。3人の後を打つ予定だった新外国人・マルテが離脱する誤算はあったが、順調な仕上がりを見せたナバーロにポイントゲッターを任せる。

 7番はキャプテン・糸原、8番は選手会長・梅野。精神的な支柱が下位打線を固める。

 開幕オーダーは二回に打者11人で7点を奪取。「準備の中でこれはやれなかったとか、そういう感じはあんまり持っていない」。理想とするつなぐ攻撃で生み出した大量点が、指揮官の手応えを確かなものにした。

 オープン戦は試行錯誤の段階とはいえ、6つも負け越した事実は受け止めている。

 「勝てなかったところはもちろん反省している。けど、それを悲観的に捉えているところは全然ない」

 まだまだ成長途上のチーム。「競争」をテーマとする中で、結果と同様に、姿勢や内容を求めてきた。指揮官には選手の意志が伝わっていた。

 「ここからのプラスを望めるような材料が多い。俺はキャンプから言っているようにすごく楽しみやし」。チームとして前進はあっても後退はなかった。競争を勝ち抜いたメンバーは、自信を持って開幕戦に送り出す。

 一方で、遊撃レギュラー奪回を目指した鳥谷は開幕スタメンを外れることになった。ただ、開幕は143分の1。矢野監督は一丸となる必要性を強調した。

 「調子が出なくなることもあるかもしれないけど、その時に対応できるような選手たちはいると思う」。さあ、開幕へ。頼もしいメンバーとともに、力強く、第一歩を踏み出す。

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