高山 手応えつかん打ァ「いい形で終われた」開幕前最終打席で左フェン直!二塁打
「ウエスタン、オリックス1-1阪神」(26日、オセアンバファローズスタジアム舞洲)
阪神・高山俊外野手(25)がウエスタン・オリックス戦に1軍開幕へ向けての調整として「3番・右翼」で出場した。最後の打席で安打を放ち、4打数1安打。27日は1軍に合流する予定。
カラッと晴れた空の下、打席へと向かった。開幕3日前の大事な時期。高山は晴れ晴れとした表情で2軍戦を振り返った。「最後にいい形で終われたのはよかった」。4打数1安打。最終打席に放った快音に意味を見いだした。
1軍本隊が京セラドームで全体練習をする中、高山は舞洲にいた。調整として開幕前に与えられた実戦の舞台。首脳陣の思いに応えたかった。結果につながったのは八回。2死から変化球を捉えた。打球は左翼頭上を悠々と越え、フェンス直撃。逆方向への二塁打に、自然と表情も緩んだ。
オープン戦では打率・179と沈み、結果を残すことはできなかった。「ずっと練習から感覚はよくて…でも結果は出なかった。開幕したら、またゼロから始まる。そういう意味でも最後打って終われてよかった」。伴わない結果に苦しんだ日もある。それでも2019年勝負本番へ。前を向いて入っていく。
この日は記録上1安打だけだったが、五回には相手のファインプレーに阻まれていた。ともし損ねた「H」ランプに、「惜しかったですよね」と笑う。状態は上向き。あとは突き進むだけだ。